2016年05月27日

主要議題のないG7サミット

安倍氏は伊勢志摩サミットの根回しとして、
参加国への財政出動の同意を前もって取り付けようと画策も、
ドイツのメルケル首相などからの反論があらわになり、
財政出動は各国の経済事情にまかせるといった内容になる模様。
世界経済が危機的状況にあるという設定を考えていた安倍氏にとって、
アベノミクスの失敗を転嫁させる良い機会と思っていたに違いない。
だが、それは失敗におわった。議長国として一部盛り込むことで、
アベノミクス批判をかわす狙いがあったことは明白だ。
参加国からすれば、リーマンショック後と同様の世界経済の危機とは言えず、
危機感はあるように思えない。
にもかかわらず、アベノミクスの失政批判をかわす口実がなくなっても、
消費税増税延期は予定どおりという見方は強い。


パナマ文書によるタックスヘイブンの議論があまり行われなかったというのも、
不可解な話だ。当事者であるキャメロン首相が来ているからかどうかは、
わからないが、不公平税制の見直し議論の徹底化が必須だったはず。
玉虫色のG7採択宣言では、何のために集まったのか、
世界経済を議論し、牽引するサミットとしてはかなり寂しい感じがする。
経済格差からくる難民や戦争、テロの脅威との相関関係を分析し、
公平な経済運営の宣言が必要だったのではないかと考える人も、
さぞかし多かったのではないだろうか。
オバマ大統領の広島訪問は遅すぎた。
沖縄の女性への暴行事件が後を絶たず、
日米地位協定の見直しの議論も行われない。
安倍氏は米声政権の操り人形のイメージを世界に定着させている。
大統領もホワイトハウスの操り人形的存在であることを世界に植え付け、
政治力の無さを露呈している。
大統領の裁断の狭さには正直、がっかりしている米市民は多い。
5,000万人にものぼるフードスタンプ受給者、大義的失業率10%以上、
三割の生活困窮者、大企業のタックスヘイブンが米国内で行われている現状は、
まさに悪夢と言うしかない。パナマ文書は氷山の一角。
G7ではそういう議論はなし。
集まる意味がなかった伊勢志摩サミットは、
安倍政権の延命策の一つに過ぎない。
G7よりも参加国の多い上海G20(中国が議長国)の方が牽引力はあるだろう。
都合の悪い議論が為されないサミットはやる意味があるのだろうか。


posted by KURARIN at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック